尿タンパクの話

プロテイン=タンパク質なわけですが、同じタンパク質でもあまり嬉しくないのが尿に混ざって出てきてしまうタンパク質です。

尿検査などで、
「尿タンパクが陽性です。」
と言われても、
「おお、タンパク質か、もったいない。」
と飲むわけに行きませんし(笑)、何か悪い病気なのかと心配になってしまったりもするでしょう。

尿検査とタンパク質

本来、人間の尿の中にはタンパク質がほとんど含まれていません。
これは、尿を作っている腎臓が、タンパク質は体の中に残して、水分やその他の不要な物質だけを尿として膀胱に送っているためです。

タンパク質は通常、体のために重要な栄養素ですから、わざわざ尿に混ぜてからだの外に捨ててしまったりはしないのです。

しかし、何らかの原因で腎臓の機能が低下したり、膀胱や尿道などから血が出ていたりすると、尿にタンパク質が混ざってしまう事になります。

ここから体の異常を発見するのが、尿検査の主な目的です。

ただ、尿にタンパク質が混ざったからといって、それが直接何かの病気の証拠であるとは限りません。

激しい運動などを行った事が原因で一時的にタンパク質が出てしまう事もありますし、尿の採り方によってはゴミなどが混ざって陽性反応となる可能性もあります。

だからまずは尿タンパク検査で陽性になってしまったら、とりあえず何回か継続して検査を行って、本当に健康上の問題なのかどうかを調べるのが一般的です。

ちなみに、日頃からプロテインを飲んでいるからといって、それが原因で尿タンパク検査で陽性となる・・・というようなことはまずありえません。

ただし、タンパク質の摂りすぎで腎臓を痛めたりすれば当然異常が発見されることはありますから、当然その点には注意が必要ですけどね。

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