梅雨とプロテイン

6~7月は梅雨の季節。
特に梅雨入りが早かったり梅雨入り前から雨が多い年には、湿気による被害が例年よりもひどくなりがちです。

風通しの良い家なら良いのですが、とくに高気密構造のマンションなどでは、窓の結露などでカビがけっこう生えたりします。
管理人の自宅も、乾燥剤を置いているにもかかわらず、押入れの中にカビ発生・・・という悲しい状態に。

押入れの湿気

こんな時季にプロテインマニアが気にしなくてはいけないのは、プロテインの湿気対策でしょう。

もともと、サプリメントのプロテインは、かなり長期保存が出来る「食品」です。

同じタンパク質でも卵や肉・魚などが腐りやすく、せいぜい数日しか持たないのに対して、粉末のプロテインは未開封なら1~2年保存できるのが普通、開封後でも保存状態がよければ数ヶ月くらいは許容範囲だと思います。

なぜここまで保存性に差が生まれるのか?
「プロテインの保存性」に書いたように、その秘密は含まれる水分の量にあります。

肉や魚などの生鮮食品がたくさんの水分を含んでいるのに対して、粉末のプロテインはほとんど水を含んでいません。
食品を腐らせるバクテリアも水が無いところでは生きていけませんから、カラカラに乾いた粉末の中ではそう簡単に繁殖できないわけです。

非常食なんかによく使われるフリーズドライ食品や、カップラーメンなどの賞味期限が長いのと同じ原理ですね。

しかし逆に、水分を与えたらどうなるか?

プロテインは生物にとって分解されやすい栄養素なので、普通の食品よりもはるかに早く腐ってしまう事になるでしょう。
(実際にどうなるかを知りたい人は「ガスを発したプロテイン」を読んでみて下さい(笑))

だから、プロテインにとって湿気は大敵。
特に湿度が高くなる梅雨の時季には、容器をしっかり密封して保存するようにしましょう。
できれば気密性の高いタッパーなどに入れて、温度の高くならない場所に置いておくのが理想的です。

そしてもしも、粉末の中にカビが生えたり、変な臭いがしたときは、迷わず容器ごと捨ててしまってください。
ちょっともったいない気がするかもしれませんが、タンパク質食品のの食中毒は命に関わる事も珍しくありませんので・・・

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