熟睡促進アミノ酸

管理人は十数年前にスポーツジムに通い始めて以来、寝つきも寝起きも極めて良くなったので、睡眠に関する悩みとは無縁の人間です。

しかし、職場の人たちに声を掛けてみると、思いのほか夜になっても思うように眠れない、朝になってもきちんと起きられない人というのは多いようです。

睡眠

というわっけで今回は、睡眠の質をアップさせる効果を持つアミノ酸について書いてみます。

ただし体に良いアミノ酸も過剰摂取すると健康被害を引き起こす可能性がありますので、サプリメントなどを利用する場合は摂りすぎに注意しましょう。

・睡眠サイクルを改善するグリシン
グリシンはアミノ酢酸とも呼ばれる比較的単純なアミノ酸で、カニやエビ・ホタテなどの海産物をはじめとして、動物系のタンパク質に多く含まれています。

睡眠の30分ほど前にグリシンを摂取すると、深いレベルの睡眠(ノンレム睡眠)に入るまでの時間が短縮され、睡眠の質が向上する効果が得られるそうです。

実験では単に「よく眠れる」という効果だけに留まらず、快適な睡眠が得られる事によって昼間に眠くならない・作業の能率が向上するといったデータも得られています。

なので、「夜眠れないのに昼間は眠くなる」というような症状に悩んでいる人はグリシンの摂取量を増やすと良いかもしれません。

・睡眠ホルモンの原料となるトリプトファン
トリプトファンは乳製品や豆類、肉類などに豊富に含まれるアミノ酸で、人体が自力で合成できない必須アミノ酸の一つでもあります。

トリプトファンは睡眠に関わるホルモンの一種であるメラトニンの材料となるため、不足すると不眠症状に悩まされる可能性が出てきます。

夜眠る前にホットミルクを飲むと良いと言われているのも、トリプトファンが睡眠に良い影響を与えるという効果を持っているためです。

ホットミルク

・神経を落ち着かせるγ-アミノ酪酸
γ-アミノ酪酸は最近GABA(ギャバ)という名前で有名になったアミノ酸で玄米やアワ・ヒエ、大麦などの雑穀に豊富に含まれています。

γ-アミノ酪酸を摂取すると、神経を落ち着かせたり血圧を下げるという効果が一定時間得られるそうです。

しかし、穀物を眠る前に食べるのも消化に悪そうなので、実際にはGABA配合のサプリメントなどを利用するのが現実的かもしれません。

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