肉食と草食と睡眠時間

必要な睡眠時間というものには人それぞれの個人差もありますが、一般的には一日に7時間くらいの睡眠を取るのが最も体に良いと言われています。

病気にかかる確率などは統計的に7時間睡眠が最低値になり、それよりも長すぎても短すぎても死亡率は上昇するんだとか。

しかし自然界に目を向けてみると、動物の睡眠時間は人間に比べて驚くほど長かったり、短かったりすることが分かります。

例えば樹木の上でのんびりしているイメージのあるナマケモノの睡眠時間は、なんと1日20時間。
「いつ起きてんだよwwww」というくらいの暮らしぶりです。

ナマケモノ

もっとも彼らは本当にナマケているわけではなく、食べたものの消化に時間がかかるとか、可能な限り余計なエネルギーを消費しないようにしているといったような生物学上の理由もあるようです。

逆に牛や馬、ゾウなどの動物はわずか2~3時間しか睡眠を取らなくても大丈夫。
人間がこれくらい短時間睡眠で活動できたら、残業代がたくさん稼げるかも知れません(笑)。

専門家によると、一般的に言って肉食の動物は睡眠時間が長め、草食動物は短めの傾向にあるそうです。

これは肉食動物のエサが少量でも栄養価が高いのに対して、草食動物はたくさんの草を食べつづけないと生存に必要な栄養が得られないからであると言われています。

長い時間草を食べて歩き回るには、睡眠時間を削った方が生存に有利ということになるんでしょう。
少ししか寝なければ、眠っている間に他の動物に襲われる危険も少なくなります。

さて、話を人間に戻しましょう。

人間の中にも、効率の良い栄養を摂取することに心血を注ぎ、睡眠時間がやや長めのグループが存在します。

・・・どんな人たちか分かりますか?
そうです。ボディービルダーをはじめとして、筋肉を付けるために日々体を鍛えつづけている人たちです。

『肉体改造研究所(筋トレ&ダイエット)』にも書きましたが、激しいトレーニングを行っている人はそうでない人に比べて長い睡眠時間が必要になります。

栄養に関してももちろん効率優先。特に動物性タンパク質は特に重要な栄養源です。

そう考えるとやはり、トレーニーは一般的な人間よりも肉食獣に近いという表現が出来るのではないでしょうか?

恐らく、眠っている間に襲われる可能性もあまり無いでしょう(笑)。

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