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ストレスで失われるタンパク質

『タンパク質摂取量の不思議』で書いたように、人間の体は特にハードな筋力トレーニングを行っている場合でなくても、その状態を維持するためにかなりたくさんのタンパク質が必要になります。

そして、たとえ体重や筋肉の量が同じ状態だったとしても、体の維持に必要なタンパク質がいつも同じ量だとは限らないのです。

ストレスとタンパク質の関係

必要なタンパク質を増やす大きな原因の一つがいわゆるストレスです。
ストレスを大きく分けると、肉体的なものと精神的なものが存在します。

肉体的ストレス

肉体的なストレスとは、怪我や病気など体が直接ダメージを受けるものです。

このようなストレスでタンパク質の必要量が増えるのは、すぐにイメージできるでしょう。
仮に怪我をすれば当然、その部分の細胞を作り直すための材料が必要になるからです。

さらに、出血したら新しい血液を造るために、細菌やウイルスなどに感染したら、それらを退治するために白血球などをたくさん造るためのタンパク質が必要になります。

ちなみに、日本食肉消費総合センターの調査によると、怪我をしている状態のときは体から1日15〜25gくらいのタンパク質が余分に必要だそうです。(もちろん怪我の度合いにもよるとは思いますが)

精神的ストレス

精神的なストレスによっても、タンパク質の必要量は増加します。

単純に考えると「気の持ちよう」みたいなものが栄養状態に直接影響することはイメージしにくいかもしれません。

精神的ストレスは肉体的なストレスにつながり、必要なタンパク質量を増加させます

しかし、人間の肉体は精神状態の影響を大きく受けるので、
精神的ストレス→肉体的ストレス→タンパク質の必要量増加
というように、間接的に影響してくるわけです。

例えば精神的なストレスによって胃を悪くする人が多いのは、胃が精神状態に左右されやすい臓器だからです。
大きな精神的ストレスがかかると、胃は自分が分泌している胃液で自分自身を溶かしてしまったりして、これが肉体的なストレス=胃炎や胃潰瘍などの病気となります。

また、ストレスで下痢をしたり、抜け毛が増えたり、肌が荒れやすくなったりすることからも、精神的なストレスが肉体に与える影響の大きさがよく分かるでしょう。

栄養や食事以外にも配慮が必要

このように普通に計算しただけの量では、場合によってタンパク質が足りないという可能性も出てくるわけです。

ただし、タンパク質は摂りすぎても体の負担になることがあるので、摂取量をただ増やすのは良くありません。

そうすると、タンパク質不足を防止するための最も賢い方法は、栄養摂取に配慮しつつ、不規則な生活や精神的なストレスで肉体のダメージが大きくならないようにすると事だと言えるでしょう。


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