『必須アミノ酸とは?』では、タンパク質がアミノ酸から出来ていて、そのアミノ酸の組み合わせやそれぞれの含有量によって栄養価が変わるということを書きました。
しかし、必須アミノ酸の種類や必要な分量については、年齢や行っている運動によっても異なってきます。
今回はアミノ酸必要量の個人差について簡単にまとめてみましょう。
人は年齢によって必要とする栄養成分に違いがあります。
例えば10代と若者と80歳の老人では体の状態も違いますから、食べるものが違ってくるのも当然と言えるでしょう。
そして必須アミノ酸の種類や量も体の成長段階によって違いがあります。
例えばアミノ酸の一種であるアルギニンは通常は体内で合成できるので、通常は必須アミノ酸の中に入っていません。
しかし、アルギニンは成長ホルモンの合成に必要な物質です。
乳幼児の場合は成長ホルモンの分泌量が多いので、アルギニンを食事から補給しないと不足してしてしまい、結果として乳幼児に限ってはアルギニンが事実上の必須アミノ酸となるわけです。

また、ヒスチジンも成長期に必要量が増えるアミノ酸であるため、年齢によっては必須アミノ酸の仲間入りをする物質です。
必須アミノ酸の種類や必要量にはこのように年齢による差が大きいため、最近は必須アミノ酸のスコア表でも乳児の場合の数値、幼児や成長期の場合の数値、成人の場合の数値というように、それぞれの年齢にあわせた必要量がまとめられていたりします。
年齢の他に、日常生活でどれくらい運動しているかという条件も、アミノ酸の必要量に影響を与えます。
例えばBCAAと呼ばれるロイシン・イソロイシン・バリンの3種類のアミノ酸がありますが、これらは誰にとっても必須アミノ酸であることに変わりはありません。
しかしBCAAは筋肉を合成する時にその量が沢山必要になったり、筋肉を酷使する時にエネルギー源として働くという性質を持っています。
このことから、極端な場合ではボディビルダーのように激しい筋力トレーニングを習慣としている人は、BCAAの必要量が大きく増えると考えられるわけです。
だから、パワー系のアスリートがBCAAのサプリメントを好んで摂取しています。
また、アルギニンは体に出来た傷を修復する場合に必要量が増えるので、体のあちこちに傷が出来るような激しいスポーツをしている場合にも、+αの量を取った方が良いと言えるでしょう。
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