原油価格とプロテイン

ご存知の通り、ここ数年は原油の値段が驚くほど上昇しています。

一番分かりやすいのが原油を精製して作られるガソリンで、一昔前のレギューラーガソリン70円台なんていうお買い得価格はどこへやら、今では倍近い値段になってしまいました。

しかも原油価格の高騰というのは、実際に車に乗ってガソリンスタンドで給油をする人だけでなく、色々な商品の輸送費やプラスチック製品にまで影響してくるのが恐ろしいところです。

そして今、管理人はこの原油価格の高騰がプロテインの値段にも影響してくるのではないかと危惧していたりします。

1.原油価格の高騰により、バイオエタノール(農作物を使って合成する燃料)の需要が増える。

2.需要が増える事で農作物全体の値段が高くなり、更にバイオエタノールの原料になりやすいサトウキビやトウモロコシが優先して作られるようになる。

3.大豆の生産量が下がってソイプロテインの値段が上がったり、家畜飼料の値段が上がる事によって牛から摂れるホエイプロテインの値段が上がる

どうでしょうか?

知っている人も多いと思いますが、実際に1~2についてはその兆候が既に現れ始めていて、プロテインの値段にこそ大きな影響はないものの、トウモロコシの値段などは一年で2倍近くになっているそうです。

トウモロコシ

また間接的にオレンジなどの生産量が減った事で、オレンジジュースの値段も1割ほど上昇しているというニュースがテレビでも放送されていました。

もちろんこれはプロテインに限った話ではなく農作物や肉類など、食べ物全体に影響する問題ではあるのですが・・・。

栄養にかかるコストが上昇するということはもともとエンゲル係数(つまり、食事にお金をたくさん使っている)トレーニーにとっては死活問題になりかねません。

生産者・メーカーの方々、どうか鶏肉や卵、プロテインの値段は据え置きにして下さるようお願いいたします。逆に甘いものや高脂肪食品に関しては、誘惑を断ち切るためにもどんどん値上げしてもらって構いませんので(笑)。

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