タンパク質は人体にとって重要な物質であり、そのタンパク質を構成しているアミノ酸もまた重要な栄養素であるということは、『プロテインが筋肉になるしくみ』や『必須アミノ酸とは?』のコンテンツで書いたとおりです。
最近はこのアミノ酸の重要性が色々なところで強調されているためか、アミノ酸が含まれている事をアピールした飲み物がたくさん発売されるようになりました。
今回は、含有成分からアミノ酸飲料の効果のほどを考察してみたいと思います。
さて、まずは各社から発売されているアミノ酸飲料について、どれくらいのアミノが含まれているのかを見てみましょう。
今回は分析対象として、以下の4つを選んでみました。
4番目のアクティブダイエットはアミノ酸を含んではいますが、これはいわゆるアミノ酸飲料ではないので、他の製品と比較するための対照品と考えて下さい。
※各成分の含有量は通販サイトケンコーコムの成分表より抜粋
※全て500mLあたりの表記に統一
左のグレーの枠がアミノ酸の種類で、含まれていないものについては(-)記号を、一番下の黄色いセルはそれぞれの製品のアミノ酸合計量を表しています。
成分表を見る限りでは、アミノバリューのアミノ酸含有量が最も多いようです。
ただ、製品によって含まれているアミノ酸の種類は異なります。
アミノ式はエネルギー代謝に関わりが深いと言われているアミノ酸。「燃焼系」と銘打っているだけあって、ダイエット効果を意識しているのでしょう。
アミノバリューとアミノサプリは、運動によって失われやすいアミノ酸(BCAA)が主となっているようです。
この成分表は100ml当たりの成分をしめしているので、500ml入りのペットボトルを1本全て飲んだ場合、1000mg〜2500mgのアミノ酸が補給できる、ということになります。
次にアミノ酸補給を専門とするサプリメントと比較してみましょう。
※各成分の含有量は通販サイトケンコーコムの成分表より抜粋
※成分量は1日あたりのメーカー推奨量から概算
成分表を見る限りでは含まれているアミノ酸の種類には大きな差があり、量も倍くらいは違うようです。
液体ではないので単純に比較することは難しいですが、アミノタブレットの場合はメーカーが推奨している分量を摂取した場合のアミノ酸量は1日当たり4000〜5000mg程度になります。
大まかに計算すると、同じ値段あたりのアミノ酸量はアミノ酸ドリンクのほぼ2倍くらいといったところです。
成分表を見た限りでは、アミノ酸飲料に含まれるアミノ酸の種類・量はそれほど多くないので、他のアミノ酸サプリメントほどの効果は期待できないでしょう。
ただ、今回紹介した3つの製品はどれも普通のペットボトル入り飲料とほぼ同じ値段で、スーパー・コンビニなどで購入できるという大きな長所もあります。
どうせ飲み物を飲むのなら少しでもアミノ酸が補給できた方がいい、という考え方をすれば、アミノ酸飲料はかなりお得な製品だと言えるかもしれません。
ただし、アミノ酸飲料にはアミノ酸以外の成分も含まれているので飲み過ぎると栄養バランスの上で問題が出てくる可能性もあります。
「アミノ酸が入っているから沢山飲んでおこう」などと考えるのは止めた方がいいでしょう(笑)
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