タンパク質溶液を熱すると?

以前に管理人がある研究施設に勤めていたときのことです。

そこではサンプルとして人間の血液を使っていました。

ある日、特定の血液がウイルスに感染している可能性があるということで、そのサンプルを処分することになったのです。

あ、別にバイオハザードに出てきたアンブレラ社みたいに、地下で怪しい研究をしていたわけじゃないですよ?(笑)

医療に関連した仕事を受注していた関係で、そういうサンプルが回ってくることがあったというだけです。

で、ウイルスや細菌を含んでいるサンプルを処理する場合、オートクレーブという装置がよく使われます。

オートクレーブ

オートクレーブというのは、簡単に言うと大きな圧力釜みたいなものだと思ってください。

ガンコなウイルスや細菌は100℃くらいにしても死なないので、密閉した釜の中で気圧を上げて、120℃以上の温度と圧力で死滅させるために使います。

水分をあまり含んでいないものなら乾熱滅菌機というオーブンみたいな装置を使えるのですが、血液のようなものはただ温度を上げると沸騰して飛び散って大変なことになります。

そこで、圧力が高いと、液体は温度を上げても沸騰しなくなるという「沸点上昇」の原理を利用したオートクレーブが活躍するというわけです。

しかし、そこにいたメンバーは、血液をオートクレーブにかけたことが一度もありません。
そこで、一体どうなるんだとう?ということを、釜を開ける前に予想してみました。

水分とタンパク質の混合液とも言える血液は、圧力釜の中で一体どうなるのか?

1.少し固まるけど、液体の部分も残る
2.完全に固まって、ゼリー状になる
3.ドロドロの液体になる
4.全く固まらない

正解は・・・

 

 


2番です。

オートクレーブにかけた血液は、試験管の中でソーセージのような棒状の固まりになっていました。

よく考えたら動物の血で作るソーセージというのもあるわけで、あたり前と言えばあたり前なのかも知れませんが。

ちなみにその人間の血液ソーセージはどうなったかというと、たっぷりケチャップをかけてその日のお昼のおかずに・・・という事はなく、医療廃棄物としてバイオハザード印の袋に詰められ、専門業者によって焼却処分されました。

冬場にプロテインシェイクが冷たすぎるからといって、必要以上に温めないように注意してください。

ぬるい温度まで加温するくらいなら問題ないですが、時間設定を間違えてホットにしたら固まってしまいますからね。

※当サイトへのリンクを歓迎いたします。
(管理人へのご連絡は不要です)
PAGE TOP