マルチ商法とプロテイン

「マルチ商法」と言えば悪徳商法の定番の一つというイメージがあるでしょう。

実際には全てが違法というわけではなく、まっとうな会社からグレーな会社、そして真っ黒な会社まで色々です。

例えば大手企業がやっている紹介販売も形としてはマルチ商法ですが、もちろん違法ではありません。

だから正確には、詐欺的な商売をしているのは悪徳マルチ(マルチまがい)のみが悪徳商法という事になります。

mlm

まあ、普通の人は普通にお店で物を買うことのほうが一般的だと思うので、マルチというだけで「何となく怪しそうなビジネス」のは仕方ないかもしれません。

そして、実はプロテインはマルチ商法の商品として扱われる事がよくあるのです。

なぜかというと、たぶんそれはプロテインが消耗品だからだと思います。

化粧品やサプリメントなどは、昔からマルチ商法の定番商品と言われています。

消耗品なら無くなったらまた次のものを購入する必要があるので、一度お客さんを見つければずっと売上が上がるという特徴があるからです。

しかも、家電製品などのように、その価値を他社製品と比べるのが難しいのも好都合です。

極端な話、「特別な作り方をしている」とか「この会社でしか買えない成分が入っている」というような事を言えば、どんな値段でも納得して買う人がいます。

1万円のテレビを10万円で売るのはほぼ不可能ですが、100円の石けんを1000円で売ったり、1000円のビタミン剤を5000円で売るのはそんなに難しくありません。

言ってみれば素人に専門知識がないのにつけ込んでいる場合が多いということですね。(全ての会社がそうという訳では無いと思いますが。)

だから、健康食品の一種であるプロテインも、取扱商品になっていることが多いのです。

実は管理人も紹介販売をしていた友人に、その会社のプロテインを勧められたことがあります。

健康食品

お店で買っても友達から買っても同じだからと考え、
「とりあえず情報を教えてよ。」
と言ったはいいものの、成分表と値段を見てビックリ!

タンパク質含有量が30%しかないにも関わらず、値段は市販の高タンパク質プロテインの2倍くらいに設定されていたのです。

成分とコストのバランスを考えると、だいたい相場の4倍近い値段で売っていることになります。

さすがに話にならないので、すぐに購入を断りました。

他にも色々な商品があると言われたものの、プロテインにそんな値段を付けている会社の製品なんてとても買う気になりません。

普通の人は騙せても、プロテインマニアはそう簡単に騙されないのです(笑)。

マルチ商法で頑張っているセールスマンのみなさん、取扱い商品にプロテインがあったら、自社製品のコストパフォーマンスを見極めるチャンスだと思います。

そしてあまりにもアコギな商売をしていると思ったら、悪いことは言わないので早めに「足を洗う」ことを検討してみてください。

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