プロテインは味で成分が違う?

「なぜプロテインを飲むの?」
と聞かれた時に、
「そこにプロテインがあるからだ。」
などという登山家のような答えを返す人はまずいないでしょう(笑)。

ほぼ全てのプロテイン愛好家は、必要な栄養を手軽に補給するための道具としてプロテインを利用しているはずです。

それなら、プロテインを選ぶ上で最も大事になるのは、栄養成分の割合だと思います。

しかし、プロテインに含まれる栄養成分は、同じメーカーの同じタイプ製品でも微妙に違っていることがあるのです。

味と成分の違いの実例

それでは、ここからは実例をあげて説明して行きたいと思います。

ただし、プロテインの成分は製品の改良によって変わってくる可能性があります。
実際に購入の際は、メーカーや販売サイトなどで最新の情報を確認するようにして下さい。

まず、ホエイプロテインの定番として人気のある、DNSのホエイプロテイン100について見てみましょう。

この製品は色のバリエーションが豊富なので、味ごとの成分を比較するためのデータとして最適です。

あまり色々な数値を見るとややこしくなるので、100gあたりのタンパク質含有量とカロリーをグラフ化した結果、以下のようになりました。

DNSプロテイン100 製品の比較

縦棒で表されたタンパク質含有量を見ると、チョコ・バナナ・ストロベリーが横並びで、バニラやマンゴーは若干低くなっていることが分かります。

カロリーが最も低いのはバナナで、逆にストロベリーは高めになっています。

さらに、別のメーカーについても確認してみましょう。

国産の低価格プロテインとして、このサイトでも何度か紹介している、株式会社リアルスタイルの「ビーレジェンド」というプロテインです。

ビーレジェンドプロテイン

タンパク質含有量が最も高く、さらに低カロリーなのは「ナチュラル」つまり味付けなしのプロテインです。

リンゴやチョコレート味は、味付けのための材料を添加している分だけ、若干タンパク質の割合が少なくなっているのでしょう。

効果が大きく変わることはない

味ごとに成分に若干の違いはあるものの、その数値はタンパク質含有量にしてせいぜい2%程度というわずかな差に過ぎません。

カロリーについては10%程度の差があるようですが、そもそもプロテイン自体のカロリーが低いことを考えると、1回(一食)あたりのカロリーの差は10kcalにも満たないでしょう。

これらのことを考えると、成分が違うからと言って好きでもない味のプロテインを選ぶ意味はあまり無いと思います。

ただし「バニラとチョコレート、どっちにしようかな~?」というような迷いが出た時には、少しでも自分の目的に合ったプロテインを選ぶために成分表を確認することをオススメします。

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