肉モドキでタンパク質補給

日本やアメリカなどの先進国は、発展途上国に比べてずっと食べ物に恵まれています。

食べるに困らないどころか、普通にしていれば食べ過ぎてしまうくらい。

食物連鎖ピラミッドの中ではトップの方にいないと食べられない「肉」だって非常に安い値段で手に入るし、「お金がないから肉が食べられない」なんていう人はほとんどいないでしょう。

しかし、この状況が未来までずっとくとは限りません。

食糧危機のようなものがやってくれば、生産に手間がかかる肉は本当の高級品になって、穀物などを確保するのがやっとになる可能性もあります。

食糧難

あるいは、健康の問題で肉の量を減らさなきゃいけなくなったり、宗教とか思想上の理由でベジタリアンになることを決意する人もいるでしょう。

この世の中、何が起こるかわかりませんからね。

そんな時でも、やっぱり肉の食感は味わいたい。もちろんタンパク質も補給したい!
というわけで、肉の代わりになりそうな食品「肉モドキ」について調べてみました。

豆腐

肉に近い食感の「肉モドキ」として昔からよく利用されてきた食品の代表は、何と言っても豆腐です。

中でも高野豆腐(凍り豆腐)はタンパク質の含有量が比較的高く、肉モドキとしてのレシピも豊富なので重宝するでしょう。

ちなみに、一度乾燥させた豆腐を水で戻して肉に近い食感にするという肉モドキのテクニックは、宗教上の理由で肉を食べられないお寺などでも昔から使われていたようです。

もう一つ、食感という点で肉の代わりになりそうな食品の候補がお麩です。

中でも「車麩」と呼ばれる石川県で古くから食べられているお麩に関しては、肉モドキとして色々なレシピが開発されているようです。

小麦タンパク(グルテン)が主原料なので大豆と比べるとアミノ酸バランスが悪いのが玉にキズですが、他の食品との食べ合わせを考えることで補うこともできるでしょう。

例えば、小麦にはリジンなどのアミノ酸が少ないですが、豆類などと一緒に食べることで全体のバランスは改善されます。

何らかの理由で肉が食べられないような状況になったら、人工肉が開発されるまでこれらの食品でしのぐ事にしましょう。(笑)

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