低脂肪乳の値段が安い理由

健康に気を使っている人や、出来るだけ脂肪を付けずに筋肉をつけたいと考えているストイックなアスリートは、普通の牛乳よりも低脂肪乳や無脂肪乳を飲んでいることが多いと思います。

「プロテインシェイクと牛乳の種類」にも書きましたが、低脂肪乳や無脂肪乳はタンパク質などの栄養素の量が普通の牛乳と変わらないのに、含まれている脂肪の量がとても少ないので、タンパク質を効率よく補給するには最適の飲み物です。

牛乳

ところでこの低脂肪乳、人工的に加工して作られている割には値段が安い。
大抵の場合は、普通の牛乳よりも安い値段で売られています。

これは一体なぜなのか?
簡単にですが、そのしくみを調べてみました。

プロテインマニアである私たち(違ったらスミマセン)がターゲットにしている低脂肪乳や無脂肪乳は、加工乳と呼ばれるもの。

厳密には牛乳そのものではなく、牛乳から作られた飲み物という分類になります。

で、なぜ安いかというと主に理由は二つあるようです。

一つは、加工乳として低脂肪乳や無脂肪乳を作る場合、取り除いた脂肪分からバターや生クリームなどの乳製品を作れるということ。

バター

単純に言うと牛乳の値段-他の乳製品の値段ということになり、それだけ安くなるということなんですね。

極端に言えば、低脂肪乳の原料は豆腐を作った時のおからのような副産物とも考えられるわけです。

もちろん手間もかかるから、おからのようにメチャメチャ安くなるわけではありませんが。

そして、加工乳が安くなるもう一つの理由が余剰乳の問題です。

牛乳は時期によって生産される量に差がありますが、その全てが「牛乳」として飲まれるわけではなく、余りが発生することがあります。

ホルスタイン

生モノなので「余った分は来年にでも飲もう」という訳にもいきません。
そうすると、もったいないけれど捨てるか、加工して他の製品に使うしかなくなります。

牛乳から脱脂粉乳などの加工品を作っておけばそれはある程度の長期保存が可能で、低脂肪乳や無脂肪乳はその保存した原料から作ることもできる。だから割安になるわけです。

そういうわけで割安でありがたい低脂肪乳を、これからのどんどん飲むことにしましょう^^。

牛乳にかけるお金が節約できれば、浮いたお金でプロテインを買うこともできますからね(笑)。

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