ベジタリアンのタンパク質補給

タンパク質源として肉類を常に食べている人々の対極といえるような、ベジタリアンという存在。

元々は宗教上の理由とか、動物を食べることに抵抗を感じるという思想、健康上の理由がベジタリアニズム(ベジタリアンとしての主義)に結びつくようです。

ところで、日本語では一口に「菜食主義」と表現されているベジタリアンですが、同じベジタリアンでもカテゴリーによって食べているものはかなり異なるんだとか。

ベジタリアン

例えば・・・
・セミ・ベジタリアンと呼ばれる人達は、「あまり肉を食べない」というだけ。
・ペスクタリアンは肉は食べないけど魚は食べる。
・ラクト・ベジタリアンは肉は食べないけれど乳製品は食べる
・ダイエタリー・ヴィーガンは植物性の食品しか食べない
・ヴィーガンは植物性のものだけを食べ、さらに革製品などの動物資源も使わない
と、ベジタリアンの区分だけで一冊の本が書けそうな勢い(笑)。

※さらに詳しい情報を知りたいという方は、ウィキペディアが参考になります。

ところで、管理人のようにタンパク質至上主義の人間からすると、おせっかいにもベジタリアンのタンパク質不足を心配してしまうわけですが、実際のところベジタリアンがタンパク質不足に悩むということはあまり無いようです。

そもそも乳製品や卵、魚を食べるタイプのベジタリアンなら動物性タンパク質を摂る機会はいくらでもありますし、ホエイプロテインだって飲める(笑)

一番心配なのはダイエタリー・ヴィーガンやヴィーガンと呼ばれる純粋な植物性栄養素しか摂らない人達ですが、彼らも豆類や穀物から植物性蛋白質を補給しているので、「アミノ酸スコアの合体技」の原理で体に必要な栄養素が補給出来ているのです。

肉の食感を味わいたいという場合は、グルテンから作った「肉もどき」もあります。

食文化ということを別とすれば、人は殺すために牛や豚や鶏を育てなくても十分に生きて行けるのかも知れませんね。

ちなみに動物の肉を食べることに多少の「申し訳なさ」を感じつつ、やっぱり肉食から離れられない管理人は、一日も早く人工肉が普通の肉と同じくらい美味しくなることを期待しつつ、今日も鶏肉を食べています。

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