微生物プロテインに関する続報

以前の日誌に「プロテインの原料が多様化する」という話を書いた事があります。

http://www.p-mania.com/diary/diary_014.html

この最初の記事を書いた時点では、ほぼ完全な想像・・・というより妄想に近い考えでしたが、その後になって状況が少しずつ変わってきました。

微生物の一種であるミドリムシのサプリメントなどが発売され、微生物を原料としたプロテインという話に現実味が出てきたわけです。

http://www.p-mania.com/diary/diary6/diary6_004.html

ちなみに、ミドリムシのサプリメントはユーグレナという日本の会社(この社名はミドリムシの学名でもあります)から発売されています。

ミドリムシ(ユーグレナ)

※ユーグレナ社のサイト
https://www.euglena.jp/business/material/

今回はその続編として、微生物系プロテインについての話をもう少し書いてみましょう。

最初に、なぜ管理人が「微生物系プロテイン」にこだわるのか、ということについて簡単におさらいをしたいと思います。

一般的に食品というものは、生態系のピラミッドの中で上位にあるものほど高コストになるという性質があります。

例えば牛肉や豚肉などは、野菜や穀物などの植物よりも値段が高いのが普通ですが、これは牛や豚を育てるために、たくさんの植物を食べさせなくてはならないからです。

逆に言えば、食物連鎖の中で一番下の方にいる微生物を直接食料にできれば、とてもエコでお金もかからないということになります。

食物繊維ピラミッド

実際にミドリムシは高効率でエネルギーを栄養(有機物)に変えることができるので、現在はジェット機の燃料に活用する研究もされているくらいです。

また、将来的には宇宙船内でミドリムシを培養し、これを加工することで食料や燃料を賄いながら長距離航行を実現するという計画もあります。

しかし「栄養になる」ということと「プロテインとして適している」ということは必ずしもイコールではありません。

例えばゼラチンは食料としては役立つものの、含まれているアミノ酸の種類が偏っているためにタンパク質補給用のサプリメントには不向きです。

そこでちょっと調べてみたところ、ミドリムシと同じ藻類のクロレラがタンパク質源として有用であるということが分かりました。

ユーグレナ社のサイトによると、クロレラなら(種類にもよると思いますが)アミノ酸スコア100(最高値)を実現できるそうなんです。

ユーグレナのサイトより
https://www.euglena.jp/business/material/#section-02

アミノ酸スコアが100ということは、人間にとって栄養価がとても高いことを意味するので、サプリメントの原料として非常に有望です。

ユーグレナの売上は年々大きく上がっているので、近い将来に藻類を原料としたプロテインが店頭に並ぶ可能性は十分にあるでしょう。

商品というのは生産規模が大きくなれば価格も安くなるので、もしも発売されたら多少割高でも購入して応援していきたいと思っています。

培養タンクでどんどん増やせる藻類なら、最終的にはミルクや大豆よりもコストパフォーマンスを高くできるはずですからね。

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