おでん、練り物のタンパク質

外食をするときや何かを買ってきて食べる時には、その食品にどんな栄養素が含まれているかを知っておくと便利です。

例えばおおよそのカロリーやタンパク質量を知っておくだけで、健康的かつ効率的に栄養を補給することができます。

当サイトでは今までにも牛乳やヨーグルト、焼肉などの食品について成分を分析してきました。

そして今回は、魚を原料とした食品が豊富に登場するおでん種について、例によってタンパク質を中心に分析してみましょう。

成分一覧

まずは手始めに、おそらくどこのお店にもあるだろうと思われる一般的なおでん種の中から、人気のある物を列挙してみます。

タンパク質を多く含みそうなものを中心にチョイスしていますが、一応おでんの代表的食材もいくつか追加してみました。

なお、卵については黄身と白身を分けて食べることを想定して、白身のみの値にしてあります。

黄身を食べないと美味しくないと思うかもしれませんが、黄身をいくつも食べるとコレステロールの過剰摂取になると判断したためです。
(※黄身を含んだ場合、脂質が10g、カロリーで90kcalくらいの増加になります。)

なお、表示はタンパク質の含有量順になっています。

おでん種
カロリー
タンパク質
脂質
炭水化物
牛スジ17430.74.70
タコ9921.70.70.1
つぶ貝8617.80.22.3
がんもどき22815.317.81.6
さつま揚げ13912.53.713.9
焼き竹輪12112.2213.5
つみれ113124.36.5
5011.300.4
厚揚げ15010.711.30.9
はんぺん949.9111.4
焼き豆腐887.85.71
ちくわぶ1717.11.231.1
大根180.50.14
しらたき60.203

※数値は100当たりの数値。カロリーの単位はkcal、その他はgです。

ざっと見てみると、やはりタンパク質含有量では牛スジ、タコやつぶ貝など、動物性タンパク質をそのまま食べるタイプの食材がトップ3を占めています。

ただし、この成分表は100gあたりの数値になっているので、これらの食材だけで栄養を補給するのはちょっと難しいでしょう。

例えば、飲み会などの席やコンビニで牛スジばかり100gも200gも食べていては明らかに「変な人」ですし、やたらとお金がかかったりお店の在庫が無くなって周りに迷惑をかけてしまうかも知れません(笑)。

そこで、他のおでん種についても、もう少し詳しく見てみることにしましょう。

ただし、おでんの場合は肉類などと違って炭水化物をけっこう含むものもあるので、タンパク質をカロリーで割った数値で比較してみようと思います。

つまり、低カロリーかつ高タンパク質なおでん種のランキングというわけです。

高タンパクのおでん種は?

高タンパクのおでん種

順位をカロリーあたりにしてみると、タンパク質補給の代表的食材である卵が一気にトップに踊り出てきました。さすがです。

卵の重さは一個50~60gくらいありますから、2つくらい食べればそこそこのタンパク質量を補給できる計算になります。

動物系のおでん種は相変わらず上位を占めていますが、それらを除くとつみれやはんぺんなども、なかなか高タンパクかつ低カロリーなおでん種と言えそうです。

おでんを食べる場合は、卵を出来れば2~3個、あとは牛スジ、タコや貝類を少し、さらにバラエティを持たせるためにつみれやはんぺんなどを加えるのが最強の布陣と言えるかも知れません。

なお、しらたきや大根はタンパク質をほとんど含みませんが、低カロリーでお腹が膨れて食物繊維も補給できるので、ダイエット時にはぜひ一緒に食べることをオススメします。

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