プロテインメーカーと効果の違い

普通の食事以外にわざわざプロテインを飲んでいるからには、やはりその効果が気になるのが当たり前。

しかし残念ながらプロテインは飲んでいきなり効く!というようなものではないため、どのプロテインが効果的か?ということについては、なかなかすぐには分からないと思います。

で、当然の様に出てくるのが「どのメーカーのプロテインが最も効果的なのか?」という話です。

はたしてプロテインのメーカーによって、飲んだときの効果が大きく違う事はあるのでしょうか?

加工食品としての本質

プロテインは食品をサプリメントの形に加工したものです。

そして、プロテインの原料となるもともとのタンパク質(ホエイやカゼイン・ソイなど)が持っている栄養価についてはメーカーの差はほとんど無いと考えられるでしょう。

仕入れている会社や季節などによる減量成分のバラツキが多少はあるかもしれませんが、それも品質管理で品質に影響が出ない範囲に調節されているはずです。

そうすると、プロテインのメーカーによる差は、その原料を加工する部分の差、溶けやすさや吸収される比率や速度の差ということになります。

もちろんその技術の違いによって体に吸収される比率、時間等が若干変わる可能性はあります。

しかし、もともと人間の体はプロテインよりもはるかに吸収しにくい肉類などを体に取り込む力があるのですから、

A社のプロテイン・・・全くダメ!
B社のプロテイン・・・どんどん筋肉が付く!
というほどの差が出ることは無いでしょう。

プロテインの効果がメーカーによって大きく変わる可能性は極めて低いと考えられます

栄養成分の違い

ビタミンやミネラルの添加量に関しては、メーカーによってというよりも製品によってコンセプト(目的)が違います。

例えば同じメーカーでも子供の成長に必要な栄養素を強化したプロテインがあれば、パワー系アスリート向けのプロテインもある、というような具合です。

だからビタミンが極端に不足している人がビタミンが多めに配合されているプロテインを飲んだりすれば、ビタミンが配合されていないプロテインに比べて劇的な効果が出る、というような可能性もゼロではないでしょう。

また、製品によって加工方法にも違いがあるので、分解できる栄養の種類、体質によっては製品やメーカーを変えることで効果が出る場合もあるかもしれません。

しかしこのようなケースはたまたまその人の状況に合ったものを飲んだための効果というだけで、どの会社のプロテインが優れている、という話にはならないと思います。

結論

以上のことから、当サイトでは成分表示にウソのデータが書かれてでも居ない限り、選び方さえ間違えなければプロテインの基本的な性能は会社による大きな差は無いと考えています。

特定のプロテインだけをやたらと絶賛いる人もいるようですが、それはあくまでも個人的な意見だったり、場合によってはお金が絡んでいる可能性もあるという事を認識しておくべきなのではないでしょうか。

※当サイトへのリンクを歓迎いたします。
(管理人へのご連絡は不要です)
PAGE TOP